TOEFLって全てのセクションでメモを取ることができるけど、リーディングセクションではみんなどうしてるんだろう?
TOEFLでは、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング、全てのセクションでメモを取ることができます。
この記事では、リーディングセクションでメモとりをどう活用するかについて考えていきましょう。
といっても、ほぼ全ての人にとって、メモとりは必要ないだろうなっていうのが、僕のTOEFL経験からくる考えです。
その辺りの理由とかについて、話していきます。
参考までに、僕のリーディングスコアは、28以上は毎回取れるなって位です。大抵28か29でした。
TOEFLのメモとり
まだTOEFLを受けていない人が、読んでいる可能性を考えて、TOEFLのメモとりの形式について説明しときます。
試験場の人から、スクラッチペーパーと、鉛筆が渡されるのみです。
このスクラッチペーパーに、試験時間中にメモをすることが許されてます。
試験が始まる前の、Directionの画面ではメモすることは許されていませんので、注意しましょう。
パソコンで受ける試験ですので、文章中に線を引いたりすることはもちろんできないです。なので、あくまで、メモとりですね。書き込みではなくて。
この辺りが、TOEFLリーディングでのメモとりが、あまり役に立たない一因かもしれませんね。
考えられるメモ取り戦略3つ
リーディングセクションでメモとりをするってなったときに、どんな方法が考えられるかを見てみましょう。
3つのケースが考えられるかなって思います。
ケース1:おおまかな文章の流れをメモ
分かりやすいのは、パラグラフ毎に書かれていたことを短い文章でメモしたりする場合です。
他にも、
- 対立構造文章に着目して文章の内容を整理する。
- 1つの説に対して、複数の理由を提示されている、文章構造を整理する。
とか、少し高度なメモとりの方法も、含まれますね。
ケース2:記録用紙として活用。
基本スタイルとしては、何も書きません。
主に、
- 分からない問題や、自信がなかった問題があったときに、問題番号をメモっておく。
- 読めなかった文章とか、意味がよく分からなかったパラグラフ番号を書いておく。
という感じです。
時間が余ったときの、見直し用ですね。
ケース3:まったく取らない。
これは、説明不要ですね。
もう、スクラッチペーパーや鉛筆を、もらうやいなやテーブルの端の邪魔にならないところにおいておくようなケースです。
じゃあ、どの方法がおすすめなのか?
リーディング28点までの人→ケース2もしくは3でよし。
メモを取るのは、当然時間がかかりますよね。
25位までのスコアの人って、まずそもそもリーディングセクションを普通のぺースで解いていって、全て解き切るってスピードじゃないと思います。
なので、メモとりなんかに時間を使っている場合じゃないです。読むのと解くのに、時間を投下しましょう。となると、必然的にケース2とかケース3になります。
後ですね。メモとりをするってことは、基本的には自分の記憶の補助としてメモを使うってことです。
でも、TOEFLリーディングの設問を考えてみてください。
>> 【TOEFL iBT リーディング|設問タイプ分析】解き方実演します。
文章の内容を覚えておくことが求められるのって、各パッセージ最後のProse Summary問題もしくはFill in a Table問題だけなんです。ほかの全ての問題は、パッセージの一部分がちゃんと読めれば回答できます。(もちろん、全体の流れがつかめてた方が回答しやすいというのは、ありますが。)
だから、記憶にとどめておくためのメモとりがリーディングスコアに影響するのは、これらProse Summary問題と、Fill in a table問題だけです。ほかの問題には、とったメモは役に立ちません。
そして、このProse Summary問題と、Fill in a table問題は、28や29を取る人が30を狙うときに完答を目指していく問題です。
だから、28とかのスコアに行ってない人は、基本取らないスタンスのケース2、もしくはもう何も書かないと割り切ったケース3で問題なしと思います。
“確実に”30狙いの人は、とるのもありかもです。
これ、僕のレベルを超えているので、何とも言えないのですが、書いてみます。
上で述べたことの繰り返しとなりますが、28, 29を取る人が30を取れない原因は、大抵最後の問題を完答できないことにあることが多いです。
僕自身も、そうでした。逆にいうと、その位でも29は取れてしまいます。
最後の問題は、パッセージ全体のメインアイディアやメインアイディアをサポートする内容を把握を記憶しておくことが求められますので、メモとりによりパッセージ全体の構成、輪郭を把握しておくことは役に立つはずです。
でも、TOEFLを受けていたころの僕のレベルだと、全てのパッセージに対して、メモとりをしながら時間内に終えるというのは、厳しかったです。
リーディングは、何としても30とりたいって人は、すでに少し時間が余るくらいのレベルになっていると思うので、メモとりを文章全体の骨格をつかむのに使っていくのは役に立つと思います。
でも、本番でいきなりやらないでくださいね。TPOなどを使って、何度かロールプレイをしてみてください。
僕がやっていたメモとりは?
僕は、自信のない問題の番号をメモしていただけ。ケース2です。
最後に、僕自身がリーディングセクションでどのようにメモ用紙(スクラッチペーパー)を使用していたか、書いておこうと思います。
僕は、自信がなかった問題の記録用として使ってました。ですので、先に紹介したケース2に相当します。
僕のリーディングスコアは、28か29で安定していました。時間は、ギリギリに終わるときもありますし、1分から2分程度余るときもありました。
時間が余ったときに見直しをするための、問題番号記録ですね。
まとめます。
TOEFLでは、メモとりについていろいろ話されてたりしますが、メモとりも、うまく行わないとかえって時間を奪われてしまったり、本来集中すべき内容や問題から注意をそらす原因になってしまったりします。
リーディングセクションに関しては、とりあえずもう記録用紙と割り切り、メモは取らないのスタンスで進んで見るのがおすすめです。
30を狙うあたりのスコアになってきたときに、必要であれば、自然と必要性を感じるようになるはずです。それまでは、内容理解と問題回答に全力を注ぐのがおすすめです。
» TOEFLリーディング時間不足を解消し20→25点へ【僕18→29】
コメント