長いこと勉強を続けていて、スコアが伸び悩むと頭をよぎる考えだと思います。
そんな時に、チェックしてほしい項目をまとめてみました。
僕自身のリーディングは、28~29点です。なので、満点30点のとり方が知りたいんだって方は、参考程度にお願いします。
1つのセクションの勉強が目標に達すると、他のセクションにリソースを集中投入できるので楽になります。
んで、初めに目標スコアに達しやすいのが多くの人にとって、リーディングセクションだろうなと思います。早めに片づけて、他のセクションに集中していきましょう。
- 伸びないときに、チェックしてみてほしいこと2つ。
- 学習したことをちゃんと力にしていくために意識すること2つ。
- よく言われるけど、あまり本質的じゃないこと2つ。
スコアが伸びないときに陥りがちな2パターン。
パッセージの1つ1つが消化不十分になってませんか?
学習を継続してるのに、伸びないって人の多くは、このパターンに陥っているケースがおおいんじゃないかなと思います。
スコアが伸びないって悩んでいる位なので、皆さんそれなりの分量に取り組んでいるハズ。
たとえば、ETSから出ているTOEFLの書籍を全てやったとしてましょう。
- Official guide:本試験4回分、
- Official Test vol. 1:本試験5回分、
- Official Test vol. 2:本試験5回分、
これだけで、3パッセージ×14回分、合計42パッセージに取り組んでいるわけです。
これだけやっても、スコアが伸びていない人は、一つ一つのパッセージへの取り組み方を見直す必要がありそうです。
英語力が伸びるのは、できなかったことができるようになったときです。
なので、問題に取り組む時には、この変化を起こすように勉強してあげないとです。
- 英文をたくさん読む
- 設問をたくさん解く
という行為は、上であげたような変化を起こすことに、直接的につながってないんです。
洋書の問題集、ストレス感じず使えてますか?
スコアが20に届いてない位の方は、単に洋書を使うのが、時期尚早で消化不良になっているかもしれません。
洋書の問題集だと、解説はすべて英語、もちろん和訳もついてないです。
スコアがあまり高くない方は、使いこなすのに少し時間がかかってしまい、スコアに反映されるまでに時間がかかってしまうことがあります。
でも、自分がどうにかくらいついていけてると感じているのであれば、そのまま続けていけばOKです。
勉強の方法や意識に問題がなければ、そのうちスコアに反映されてくるハズです。
でも、読んで理解できない箇所がある場合には、精読などの学習に立ち返る必要があるかもしれません。
日本語の参考書や、トフレなどの日本語で提供されているオンライン講座は、洋書問題集への橋渡しをしてくれますので、利用を検討してみるのもありです。
リーディング勉強で、心がけておくこと2つ。
繰り返しになりますが、英語学習では、“できなかったとこができるように”が大切です。
語学の学習って、知識的な理解と、知識の運用能力化の2つに分けられます。
リーディングに絞って、もっと具体的に見ていってみましょう。
知識的な理解には、
- 意味の分からなかった単語の意味を覚える、
- 把握できなかった構文を構文解析できるように
などが含まれます。
知識の運用能力化では、
- 日本語で理解していた単語の意味が、概念的に理解できるようになる、
- 構文を意識しなくても、日本語を考えなくても、書かれている意味が把握できるようになる。
とかです。
特に、つまづきポイントになりやすいのは、次の2つじゃないでしょうか。
文法知識や精読力が不足している。
文法知識や精読力のなさから、英文理解ができていないケースです。
知識的なところでつまづいているパターンですね。
構文は、1つ1つの単語の意味が、どう繋がって、文としての意味を作るのかを決めてます。
なので、構文が把握できないと、単語の意味を組み合わせて、文の意味をあてずっぽうで予測することになってしまいます。
あてずっぽうは極端かもですが。どちらにしろ、英文をなんとなく理解しているという状況です。なんとなくをなくしていくようにしましょう。
具体的は、必要なのが、
- 文法知識と、
- 構文把握をする力、
の2つです。
大学受験で英語が得意だった方は、これら2つの力は、受験英語で重要な項目ですので、クリアしてる人が多いんじゃないかなと思います。
英文の読みが感覚的だなと感じている人は、早めに英文法の復習と、構文把握をする力は、つけてしまいましょう。どちらも、高校で習う内容。大学受験の内容で十分です。
感覚的かどうかは、日本語訳をしたときに、どうしてその訳になるかが、事細かに説明できるかで判断できます。
» TOEFLリーディング【精読力は、なぜ大切?】勉強法も紹介。
やりこみ不足で、英語を英語のままに到達してない。
2つ目は、知識の運用能力化でつまづいているケースです。
文章の理解度を高めて設問を時間内に解き切るには、英文の意味を理解できるようになっただけでは、ちょっと厳しいです。
英文理解から不自然な言語プロセスをなくしていきましょう。
英文の意味を理解した後に、次の状態になるように、何度も繰り返して取り組む必要があります。
ポイントは、何度も繰り返すことです。音読でも、黙読でも、特定のやり方に固執する必要はありません。
①日本語を介在させなくても、意味が理解できるようにする。
②構文を意識しなくても、意味が理解できるようにする。
次の記事にある、勉強法が参考になると思います。
» TOEFLリーディング時間不足を解消し20→25点へ【僕18→29】
言われがちだけど、ちょっと違うかなって話…。
単語力が足りない。
TOEFLは単語力。割とこんな話をよく見ます。
でも、このアドバイスちょっと危険かもしれません。
もちろん、英語は言語なのでどのくらいの単語を知ってるかって大切です。
ただ、意味のある役に立つ単語力って、単語帳で得られるようなものじゃないんです。
だから、TOEFLは単語力ってアドバイスをそのまま参考にして、単語帳での単語暗記に時間をかけるのは、よくないなと思います。
» TOEFLリーディング。必要な単語力|スコアに直結する単語力の高め方。
役に立つ単語力って、単語の運用能力というようなものです。そして、この能力は単語帳でつけていくようなものじゃないです。
文章中(コンテクスト)で、何度も出会って、
その文章を日本語介在させずに意味が分かるようにして、
このプロセスを何度も繰り返す中で、単語が意味することの輪郭のようなものがわかってきます。
なので、注力した方がいいのは、単語そのものよりもむしろ、英語のインプット作業を毎回毎回、高いレベルでやっていくことです。
解法を学んだ方がいい。
魔法のテクニックがあるかのように聞こえるから、この手の話は受けがいいのかなって思います。
でも、あまり効果的じゃないケースのが多いと思います。
リーディングで伸び悩んでるとかって考えている人って、たぶん25点に届いてない位の人なんじゃないでしょうか。
そういう人は、解法を意識するより、パッセージをちゃんと読めるようになることに注力した方が、ベターです。
繰り返しになりますが、ちゃんと英文を読み解くこと、読み解いた英文を英語のまま理解できるようにすることです。
パッセージが読めてれば、解法を意識しなくても、25点位は行きます。
逆に、解法を学んでも、いいとこ1点、2点伸びるかなってくらいだと思います。
そこから、さらにスコアを伸ばすのに、解法を意識してみるというのは、いいことです。
» リーディング解法、スコア28、29を狙う。
まとめます。ほぼほぼやりこみ不足が原因です。
結局は、ちゃんと英文を理解しましょう。
理解した英文を、英語だって意識しなくても、理解できるようになるまで繰り返しましょうってことに尽きます。
とっとと、目標スコアを獲得しちゃって、他のセクションの勉強にフォーカスしていきましょう。
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