TOEFLで必要な単語ってどのくらいなんだろう?どうやって勉強したらいいのかな?
英語学習といえば、単語のことはどうしても気になってしまうと思います。
何語レベルとかって、分かりやすいですし。
覚えたか、覚えてないか、とかって勉強の進み具合もはかりやすいですしね。
本記事では、TOEFLで必要な単語レベルと、TOEFLスコアアップにつながる単語学習法について話していきたいとおもいます。
TOEFLで、最も高いレベルの単語力が求められるのは、リーディングセクションです。
なので、リーディングセクションだけ見ていけば、必要な単語レベルを測るには十分です。
ライティングやリスニングだと、求められる単語力の種類がちょっと変わるので、その辺りについても少しだけお話します。
僕のリーディングスコアは29です。満点では、ないのですが。
先に話してしまうと、単語帳を使った学習という意味では、有名な旺文社のTOEFLテスト英単語3800のRANK3を完了することが1つの目安になります。
ただ、ホントのコト言うと。こういった単語集の学習がスコアアップに直結するかって所は微妙だったりします。
なので、この記事では、単語数が意味あるの?単語力をスコアアップに役立てていくには?というところまで踏み込んでいきます。
必要な単語力。単語帳での目安はTOEFL3800のRANK3
繰り返しになりますが、単語帳を使った単語学習は、TOEFL英単語3800のRANK3が完了していればOKです。
単語について、心配を消しておきたいという人は、RANK4までやってしまいましょう。
どちらにしても、これ以上の単語学習をTOEFL対策という意味ではやる必要なしですし。
TOEFL英単語3800を知らない方は、
»【TOEFL iBTおすすめ参考書|必携7(+1)冊】67から100 overまでの経験を元にして紹介します。
を見てみてください。
TOEFL英単語3800は、TOEFL受験者の中では、あまりに有名な単語集で、持っていないとスコアが伸びないときに不安の種になります。
別にコレじゃなくては、ダメってないことはないのですが。最も無難な選択ですので、どうぞ。
文脈がある単語集が好物という方は、1100 Words You Need to Knowの使用もありです。ただ、洋書になってしまいます。
多くの単語が、TOEFL英単語3800のRANK3とRANK4のカバー範囲と一致してます。
それに、各単語が単語帳中に最低2回は登場するように作られているという至れりつくせりの単語帳です。
一応、TOEFLでスコア100位を狙っている人を想定してます。TOEFL英単語3800のRANK3を1つの基準にしている理由は、
- TOEFLで100位を取る人は、このくらいの単語は当然のように知っていることが多い。
- TOEFLで100位を取る人は、この位の単語までやりましょうとみんな言っている。
これらの事実があるからです。
TOEFL3800のRANK3位までやっていないと、TOEFL学習中のどこかのポイントで不安になることが多いです。
僕自身は、TOEFL3800は、RANK4まですべて覚えました。ただ、リーディングで28、29を安定してとっているときに、あらためて単語帳をみたら。
結構、RANK4の単語は、忘れてました。
ということもあり、最低限の必要ラインはRANK3と考えています。
でも、単語帳での学習はTOEFLスコアに直結しないです。
一応、語数の目安として、TOEFL英単語3800のRANK4、もしくはRANK4までって、ことをお話しました。
自分で言っておいて、ごめんなさい。でも、この指標ってあまり意味ないかもしれません。
だって、スコアにつながる単語力って単語帳で覚えたような単語力とは違います。
たとえば、単語力って一言で言っても、
- スペルと意味を関係づける(いわゆる単語の)知識
- データベースにアクセスする技能
- 文脈を考えて適切な意味にアクセスする技能
- 抽象的な意味を使用した文を理解する技能
などなど、いろいろな力があります。
このうち、単語帳で強化できるのは、スペルと意味(もしくは発音と意味)を連結する単語データベースを頭の中に構築することくらいでしょう。
なので、他の項目であげたような単語の運用技能とも呼ぶべき力を強化していく必要があります。
次に、この辺りを見ていきましょう。
単語の運用技能の強化が大切 → TOEFLマテリアルでインプット学習。
まず、どうやってスコアアップにつながる単語力を強化していくか?
これ、スコアアップにつながる単語力の能力、これを練習して強化していくしかないです。
さっき上げた例で言うと、
- 単語データベースにアクセスする技能をのばしたいのなら、単語データベースにアクセスする練習をする。
- 文脈を考えて適切な意味にアクセスする技能をのばしたいのなら、適切な意味を選んでアクセスる練習をする。
- 抽象的な意味を使用した文を理解する技能を伸ばしたいのなら、抽象的な意味を使用した文を理解する練習をする。
などなど、です。
んで、これらの練習はどうやってするのとなると、結局インプット練習である、リーディング、リスニングの学習をしましょう。となちゃうわけです。
すごくシンプルな結論です。でも、単語の知識を使えるようにするための技能的なプロセスはすべて、英文を読んで理解する、英文を聞いて理解するという行為に含まれています。
英文を読むときには、
- 単語データベースにアクセスして、
- 単語の意味が文脈のなかで同フィットするのかを考えて、
- 文の意味として理解して、
って単語学習で強化すべきステップを、無意識的に行っているわけです。
リスニングでは、これが音声を起点としてはじまります。
なので、ちゃんとしたやり方でリーディング、リスニングの学習を継続していくことがスコアアップにつながる単語力をつけていくことにつながります。シンプルすぎですね。
ただ、練習ではもちろんTOEFLでよく出てくる単語が出てくる文章、音声素材を使わないとだめです。そうしないと、必要な単語力を起点とした単語力がつかないですから。
リーディングの学習法については、
»TOEFLリーディング【時間不足を解消】スコア25への学習法
の記事が。
リスニングの学習法については、
»リスニング学習法
の記事が参考になると思います。
十分なTOEFL単語力がついた?実践的な指標。
単語の学習進めていくにあたって、いつまで単語学習すればいいのってのも気になりますよね。
一応の目安を、TOEFL英単語3800のRANK3って、お伝えしましたが。もっと実践的な基準について2つほど、お話しておきます。
知識的な単語力の判別法。リーディングの単語問題ン正答率で判別。
まずは、単語帳での学習が十分かどうかを測る指標を1つ。
リーディングセクションの単語問題が正当できるかです。
正答率が悪ければ、単語の学習が足りていないのは確実です。
単語問題で問われる単語は、わざわざ問題にしているわけですから、比較的レベルが高めの単語です。なので、単語学習が十分かという観点でも、割といい目安になります。
少なくとも、1テスト分を解いたときに、単語問題の誤答が0か1問になるまでは、単語を覚える作業を継続しましょう。
ちなみに、けっこう大切なのですが。
単語問題では、文脈を使わなければ解けない問題は出ないです。
なので、本文読まなくても、TPOとかの単語問題とかをざっと見れば、単語の知識量のチェックはできますよ。
試してみてはいかがでしょう。
単語運用技能の判別法。リーディングパッセージの理解度で判別。
2つ目は、明確な判断基準にならないので使いにくいのですが、単語の運用技能的な側面をチェックする指標を紹介します。
リーディングの問題をよんで、単語の意味が原因で分からない。
この現象がなくなったら、十分な単語力がついたなと判断していいでしょう。
この際に、いくつか注意点を。
- 100パーセントは無理なので。90パーセントくらいを目指していきましょう。
- 設問に直接関わるところでは、95%位を目指していきましょう。
分からないかった単語は、単語帳に載っていない単語でも、覚えるようにしてください。
個人的には、専門用語(Term)も、気にせず覚えてしまっていいんじゃないかなと思います。
そのさいは、①ExcelやGoogle Sheets、②QuizletやiKnowなどのアプリを利用して、復習しやすいように整理しておきましょう。
TOEFLの単語・点語力について、2つの補足。
補足1。スピーキングとライティングの単語力について。
当たり前といえば、当たり前なんですが、スピーキングやライティングのスコアアップに必要な単語力って別モノなので、その辺りは意識しておきましょう。
この記事でお話したのは、リーディングやリスニングのインプットにフォーカスした単語力です。
単語のデータベースという知識レベルの話では、アウトプット系でも必要となる能力に変わりはありませんが、技能的な意味では、インプットとアウトプットは大きく違います。
この辺りの話は、
>>スピーキング、ライティングに必要な単語力って?
でお話し予定です。
補足2。単語力をやたら強調している情報は気にしなくてOK。
結構、TOEFL系の情報でTOEFLは単語力が最重要っての見かけます。
この辺りの情報をうのみにして、意味を覚えた単語数を増やすことに走らないように注意しましょう。
単語力は、大切です。
でも、大切な単語力って、単語帳で身につく単語力だけじゃなくって、記事内で解説したような単語の運用技能までを含めた単語力なんだってことを意識しておいて下さい。
単語の運用技能は、一朝一夕で身につくものでなく、単語帳での単語の勉強で身につくものでもありません。
単語学習というよりも、リーディングや、リスニングの学習をとおして、身につけていくモノです。
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