というか、そもそも背景知識って学習した方がいいの?
学術的内容を扱うTOEFL。
僕みたいな理系の人間は、「映画の成り立ち」、「民族移動の理由」。。。興味ないし、頭に入らないよってなります。
実際、文系トピックの話題がリーディングにあると、いつもより読みにくいなって感じてました。
きっと文系の方は、「砂漠で岩が動く理由」、「新元素の発見」とか、理系トピックに対して、同じような苦手意識あるんじゃないかなって思います。
それじゃ、背景知識を勉強しようって思うかもです。でも、限られた時間。TOEFLそのものでない勉強を別にするかって、悩みどころです。
僕は、わざわざ個別に背景知識のための勉強は必要ないと思ってます。
僕が留学するのに使ったTOEFLスコアは、102(R: 29, L: 27, S:22, W:27)ですので、少なくともこの辺りまでは僕のスタンスでもOKなハズです。
じゃ、背景知識は放っておいていいの?この記事が、この辺りの不安を取り除いて、TOEFLの勉強にフォーカスして取り組むことに役立つと、うれしく思います。
- 背景知識の学習は必要か?結論、必要ないです。
- どうして必要ないか。理由の紹介。
- おすすめの背景知識の獲得方法。
結論:背景知識に特化した学習は必要なしです。
繰り返しになっちゃいますが、僕自身は、別途背景知識を学習する必要はないと思っています。
どうしてって考える前に。まず、背景知識を知っているってどんな状態なのかを考えてみましょう。
大きく分けて、2つのレベルに分かれるかなと思います。
例:幼児の知覚能力がどのように発達するかというトピックで、トピックそのものについての知識がもともとある場合② その分野の文章に馴れているといったくらいの場合
例:幼児の知覚能力がどのように発達するかというトピックで、生物学についての文章をそこそこ読んだことがある場合
①の場合は、リーディングであっても、リスニングであっても、ライティングのIntegrated task であっても、効果は絶大です。
入試問題で、予備校が的中とかって騒いだりしてますが、そんな感じですね。
ただ、これを狙うのは現実的じゃないです。どんだけ膨大な知識獲得したらいいんだってなります。出たらラッキーとかってそういうレベルの話です。
だから、ここでは、現実的な
②の状態を背景知識がある状態と定義しましょう。
実際には、これでも十分な恩恵にあずかれます。
専門用語そのものだったり、専門用語以外に付随して使われる名詞や動詞も、分野内では似てきたりするものです。加えて、慣れている分野の話ですと心理的な障壁もへって問題理解が進みます。
リーディングでは、読む速度も上がるし、内容の理解度も上がるでしょう。リスニングでは、流れを見失っても、復帰しやすかったりするでしょう。
でもですね。やっぱり、僕が当時に戻って再度TOEFLの勉強をするとしても、背景知識獲得のための勉強は、多分やらないです。
理由を紹介しますね。
僕なら、背景知識の学習はしない理由。
理由1:単純に勉強に時間がかかってしまうから。
TOEFL勉強自体、時間との闘いですよね。ほとんど全ての人に、いつまでに何点欲しいとかって目標があると思います。
背景知識の勉強を別途やる時間で、TOEFLそのものの勉強をした方が効率的です。
理由2:自然と背景知識はついていくものだから。
TOEFLの勉強をしていたら、学習しているトピックは、意識しなくたってTOEFLに出るトピックなわけです。
ってことは、たくさん学習すれば…。
別途学習しなくたって自然とTOEFLのトピックには慣れてきますし、背景知識も勝手についてきます。こっちのが効率的じゃないでしょうか?
TOEFLの勉強そのものが背景知識をつけることです。
結論: TOEFL教材で強化が効率良し!!
といっても、苦手分野がハッキリしていて、苦手分野を補強したいって人はいると思います。
そういう方は、TOEFLの教材使いましょう。
具体的には、
- リーディングの勉強で、苦手分野の問題を抽出して取り組む。
- リスニングの勉強で、苦手分野の問題を抽出して取り組む。
これだけです。
普段している学習を、苦手だなって思ってる分野の問題に絞ってやりましょう。
分野絞っちゃう分、それなりの分量がある参考書を用意しないと実施しずらいです。
背景知識獲得に適したTOEFL参考書・問題集。
背景知識をつける目的で使用するなら、定番のETS発行の書籍(OG, OT1, OT2)とTPOにプラスして、韓国本である、TOEFL MAPと、Hackersが適してます。
扱っている問題の分量が多いため、苦手分野の問題のみを抽出しても十分な分量があります。
より詳しい参考書の情報は、
»【TOEFL iBTおすすめ参考書|必携7(+1)冊】67から100 overまでの経験を元にして紹介します。
を見てみてください。
補足:僕は、背景知識に対してどう考えていたか。
実は、僕自身は、背景知識に対して特別な対策をとっていませんでした。
でも、背景知識の重要性は感じていました。なので、ちょっと僕がどう考えていたかを紹介しておこうと思います。
僕は、トータルで100点を超えればいいと考えていて、目標スコアはR:28, L:25, S:20, W:27みたいな感じを想定してました。
別に苦手分野が残っていても、この位のスコアなら取れるだろうと考えてたんです。
リーディングを例に出すと、3パッセージで、トピックが天文学、地質学、文学だったとしましょう。
苦手な分野がなかったら、かかった時間と正答数が、こんな感じになります。カッコ内は、正答数です。
→ 天文学:18分(9/10), 地質学:18分(9/10), 文学:18分(9/10)
文学苦手な場合は、こんな感じになりそうです。
→ 天文学:17分(10/10), 地質学:17分(9/10), 文学:20分(8/10)
どちらも、トータル時間は54分、正答数は27/30で、おんなじです。
僕は、後者でも問題ないでしょ?っておもってたんです。
苦手分野克服しなくったって、全体的な読解力が上がれば、得意な分野はその分できるようになります。
そしたら、得意な分野で時間は稼げるし、正答も稼げます。全体としてはつじつま合うでしょって。
この辺りは、好みの問題かなって思います。
ただ、リーディングとリスニングは満点狙うとかって人は、苦手分野はつぶしておいた方がいいと思います。
満点狙いの人には、一問一問が大切!
背景知識のための勉強も、他の目的と一石二鳥ならありかもです。
別途の背景知識のための勉強は必要ないですよって書いてきました。
もし、それでも取り組みたい多読や多聴の一環としてなら、背景知識の強化に取り組むのもありかなと思います。
» TOEFLリーディングに効果的な【3つの多読勉強法】29はイケる!!
その時に役立ちそうな、参考書もあげときます。参考になれば。
【背景知識本1】The Science Book: Big Ideas-Simply Explained
同じシリーズで、Literature, Psychologyなどもありますので、TOEFLの出題分野はカバーできます。下のような感じで、トピックごとに1から3ページくらいでまとまってます。読み物としても、けっこうおもしろそうです。
【背景知識本2】What on Earth Happend? …In Brief
What on Earth Happend? もいいと思います。
こちらは、目次をのせておきます。
TOEFLが好きそうなトピック並んでますね。分野はちょっと偏ってるかなって気もしますが。
まとめ
おすすめは あくまで TOEFLの問題の枠内で、背景知識を獲得していくことです。
もしくは、背景知識のことは気にせず、ガシガシ学習を進めていっても問題なしです。それでも、ある程度の背景知識は勝手について来ちゃいます。
勉強中に学習法に不安になったりする、迷ったりすると、効率落ちます。
一番重要なのは、とにかく迷いなく学習を継続しましょうってことです。
本記事がそのために少しでも役立てば。