- 発音に自信がない。
- 言うことなくなって、沈黙時間ができてしまう。
- 逆に、時間内にいうべきことを言い切れない。
これらは、どうスコアに影響するんだろう？
TOEFL受験者は、みんな同じような疑問を抱いたことあるんじゃないかなと思います。
幸いなことに、多くのケースでETSが関連する質問に対して回答をしてくれてます。
なので、この記事では、ETSの情報をもとに、
- 沈黙、発音、時間切れがどのようにスコアに影響するのかを知り
- そもそも沈黙や時間切れが起きないようにするには、何をすべきか
を、みなさんが分かる状態になる手助けができればと思います。
発音、沈黙、時間切れ、どの程度スコアに影響するんでしょう？
- 発音は、通じりゃOK。スコアには多分影響ナシ。
- 無言、沈黙は気にするな。これも大きな影響はないでしょう。
- 時間切れは、重要なこと言えてないと、点数落ちちゃうよね。
というのが、簡易版のお答えです。
これじゃ、あまりに乱暴なのでETSの回答を見ながら、なぜ上記のような回答になるのかを見て。
さらに、ETSの回答をどう解釈して言ったらいいのかを考えてみましょう。
発音やアクセント(訛り)は、スコアに影響与えるの？
ETSの公式回答を見てみる。
これについては、ETSがドンピシャの回答をくれています。
How will my accent and pronunciation affect my score?
All TOEFL iBT ® test takers speak with an accent to some degree or another, and your score will not be affected by your accent, unless your accent interferes with the intelligibility of your response. Minor and/or occasional pronunciation mistakes are also expected, even among the most proficient test takers, and, here again, as long as pronunciation mistakes do not interfe re with the intelligibility of your response, they will not count against your score.
TOEFL Official Guide
ポイントをまとめるよ。
質問：アクセント(訛り)や発音は、どうスコアに影響するの？
- 全ての受験者がある程度アクセント(訛り)を持っている。
- 訛りによって理解が難しくなるということがなければ、スコアには影響なし。
- 最もできる受験者であっても、多少の発音の間違いは予想の範疇。
- 発音にミスがあっても、発音ミスによって理解を困難にすることがなければ、スコアには影響なし。
発音は、TOEFLのスピーキングにおいては、重要度はそこまで高くないかなと思うのですが、英語学習のうちどこかで改善してしまいたいです。
TOEFLで、オンライン英会話を使っている人は、発音向上にも使ってみましょう。
>>オンライン英会話で発音を学ぶ理由【DMM/レアジョブ/hanaso】発音教材の比較もする
捉え方。
Deliveryに関わる、発音、アクセントは、
とにかく、理解するのが難しくならければスコアには影響しないということですね。
これは、Scoring rubric(評価基準)の記載ともちゃんと一致してます。
発音がネイティブに近いとかよりも、ハッキリしゃべることのがずっと大切。Probably….
時間切れになったら、スコアに影響する？
この疑問に対しても、ETSの公式の回答があります。
ETSの回答。
What happens if I do not have time to finish my answer?
You may find that for some tasks, you are not able to include in your answer all the information you would like to. The time allotted for each speaking response is considered sufficient for you to give a complete answer, and you should try to give as thorough an answer as possible. However, the raters who evaluate your responses recognize that it may not always be possible for you to anticipate precisely how much of what you want to say will fit into the amount of time provided. Keep in mind that how clearly and coherently you convey information is as important as how much information you convey. Therefore you should avoid speaking at an unnaturally rapid pace if you see that time is going to run out before you say everything you have planned to say. You may find it useful to time yourself when practicing the speaking tasks. This will help you get an idea of how much can be said in the allotted time.
TOEFL iBT Official Guide
またまた、ポイントを日本語でまとめるよ。
質問：回答を時間内に終えられなかったら、どうなるの？
- 入れ込みたい情報を全部入れ込めないこともあるかもね。
- でも、完璧な回答するのに、十分な時間はあるはず。時間内に完全な回答をできるようにすべき。
- 採点者は、受験者がこの位の分量言えると思っても、その見積もりがうまく行かないことがあるということも、認識している。
- どれだけ明確に、論理的に情報を提示するかは、情報の提示量と同じくらい重要。
- だから、時間が足りないからと言って不自然に早いペースで話したりすべきではない。
どう考える？
採点者は、決まった時間で話すのは、難しいってことは理解してるよ。
でも、時間は、問題に回答するには、十分あるはずだよ。
ってことですね。
なんとも、煮え切らない回答です。
なので、ETSに代わりに僕が答えます。
スコアに影響するかどうか？
時間切れは、スコアに影響します。
特ににIntegrated taskは、回答で言わなきゃいけないポイントがハッキリ決まってるわけです。
メインアイディアを逃せば、
言えていれば、４点だったのに、それが３点に。
もしくは、３点が２点に。
この位の大きなインパクトは、あるでしょう。
逆に、時間切れで言えなかったことが、
内容のないことなら、
スコアに影響はないでしょう。
沈黙や無言の時間があると、スコアに影響するのか？
関連するETSの回答。
ドンピシャの回答は、見当たりませんが、以下の質問に対する回答は、少しは参考になるでしょう。
What happens if I finish my response before time runs out?
If you finish your answer before time runs out, you may want to consider what additional information you could add that would make your answer more complete. If you have extra time, it may not be a good idea for you to merely repeat what you have already said. Rather, ask yourself what else you could say to clarify , elaborate on, or otherwise develop your response more fully. Timing yourself when practicing the speaking tasks should help you get accustomed to the time allowances.
TOEFL iBT Official Guide
日本語！！
質問：時間切れになる前に、回答を終えてしまったらどうなるの？
- 回答終えてしまったら、より完璧な回答を求めて何かを付け足したくなるかもしれない。
- すでに述べたことを、単に繰り返すのは良くない。
- もっと回答を明確にしたり、より詳細を入れ込んだり、もっと話題を展開したりできないか考えてみるのが良い。
- 練習時にタイムマネジメントの訓練もしようね。
どう考える？
ETSの回答。
あまり参考にならなかったかもしれません。
分かったことは、
時間を潰すために、意味のないことを言うのはやめておいたおいた方が良さそう。
これくらいです。
沈黙、無言の時間は、特に言うことなければ、沈黙、無言を決め込んだほうが良さそうです。
Speaking の Scoring rubric の４点回答のDeliveryの特徴に、
Pace may vary at times as the speaker attempts to recall information.
TOEFL iBT Speaking, Scoring rubric
ともあります。
「４点であっても、情報を思いだすために、話すペースは、早くなったり遅くなったりしてるかも。」
いずれにしても、そこまで沈黙、無言を大きく気にする必要はなさそうですね。
でも、練習のときに減らす努力はしようね。
ミスに対する考え方。ミスしたら減点？
ETSの回答。
How will mistakes affect my score?
Raters will not focus on the number of errors you make. They will score the response based on the overall performance. A response that contains minor or occasional errors may still be scored at the highest level.
TOEFL iBT Official Guide
日本語。(何度目？)
質問：間違いが、どうスコアに影響するの？
- 採点者は、間違いの数に注意を払っているわけではない。
- 全体的なパフォーマンスに基づきスコアを決める。
- ちょっとのミスや、偶発的なミスがあっても、最高得点はとれる。
これも、Scoing rubric (採点基準)に書いてあったこと、まんまですね。
そして、採点はあくまでHollisticallyです。
まとめる。
いくつか、スピーキングで採点上気になりそうなポイントを取り上げてみました。
結論めいたものは、TOEFL スピーキング。採点・評価基準を押さえよう【ムダな努力を避ける】でお話したのと同じところに着陸します。
全体的な印象で採点されるという大原則がある以上、
全体的な印象としての、回答のクオリティを上げることが注力すべきことです。
そのためには、練習量を確保し、流暢さを養成していくしかありません。
TOEFLスピーキングに外せない？【13→22点】オンライン英会話の活用法
【補足】沈黙・無言、時間切れが起きないように、何をする？
最後に、
- 沈黙、無言が生じてしまう。
- 時間切れが起きてしまう。
どうして、こういうことが起きてしまうのかを考えてみましょう。
まず、沈黙や無言が起きてしまうケースは、２パターンあるかなと。
- 言おうと思ってことが、時間を残して言い終わってしまうパターン
- 英語を話すのに慣れていなく、言葉を発するまでに沈黙ができてしまうパターン
①のケースは、IntegratedのTask2で起きうるなと感じます。
割とできる方は、Task2、全部言いたいこと言ったのに、時間余ってケースはあり得ます。
そもそも、言わなきゃいけない内容自体が、Task3やTask4と比べると少な目なんです。
練習時に、次の２つを試してみて時間を調整してください。
- リーディングの内容に触れていなかったら、初めにリーディングの内容を入れる。
１文か、２文かは、何秒くらい余るかにより調整する。 - リスニングの意見１、意見２に関して、１文づつ詳細情報を付け足す。
もう１つ、①のケースが起こるぱパターンとしては、
Integrated taskで、リスニングの情報が十分キャッチできていないから
というのも考えられます。
これは、シンプルにリスニング力を高めていきましょう。
②のケースでは、話したい表現と自分のスピーキング力に乖離があることが原因です。
ちょっと高度な構文、表現を使おうとしている。でも、英文を組み立てるのに時間がかかってしまう。
という感じかなと。
アプローチとして、２つの方法、考えられます。
- 自分のスピーキング力（流暢さ）を伸ばす。
- 高度な構文、表現を使わない。
スピーキングが２３に届いてない場合では、
２つ目のアプローチが圧倒的におすすめです。
実際、素点３点といわず、４点を取るときでも複雑な構文を使う必要はありません。
TOEFL Speaking Task3 【3点奪取】の4つのポイントで、ETSの４点のサンプル回答がどの程度複雑な構文を使っているかを分析しています。
よかったら、他の記事もSurfしてみてねー。
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