ライティングセクション。日本の英語学習って、アウトプットの機会がすくないので、ちょっと身構えてしまうかもしれません。
どんなことを問われるの?
どのくらいの分量を書かなきゃいけないの?
TOEFL対策を始める時には、特に気になると思います。
朗報です。
ライティングセクションは、問題形式がかなり固定していて対策立てやすいです。高得点も狙いやすいです。
といっても、普通は18点とかからスタートして、トータルで80狙いの方であれば、22, 23辺り、100狙いの方であれば、25以上を狙っていくという感じになると思います。
私も、ライティングセクションは29点を3,4回とりました。
本記事では、
- ライティングセクションの概要
- 問題傾向や具体的な問題例
- Tips: テンプレの要・不要や目標ワード数など
- 当日までの準備(後ほど追記予定。)
などを見ていきましょう。
TOEFLで100点とか、80点とか、しっかりとスコアを狙っていく方に向けては改めて別記事にします。
»TOEFLライティングの勉強法
»TOEFLライティング、私の解答例を紹介
»【TOEFL iBT | リスニング】初心者向け。概要から例題、Tipsまで完全紹介
»【TOEFL iBT リーディング|設問タイプ分析】解き方実演します。
»【TOEFL iBT 大きく失敗しないための全体勉強法】スコア100までご案内|
ライティングは、TOEFL iBTの最後のセクション。
まず、TOEFL全体の流れから復習します。
ライティングは、スピーキングの後、TOEFL最後のセクションです。
スピーキングで必死になって、ホッと一息つくタイミングから始まります。いろんなこと考えますこのタイミングって、
「今日は調子いいぞ、後ライティングだけ乗り切れば…。」
「もう、コレだめじゃね。まぁ、高い受験料払ってるしやれるだけやるけど。」
自分は、毎回毎回、時間ギリギリに行くタイプだったので、ライティングの後半になると、部屋に一人ってことが結構ありました。最高の集中力でキーボードをたたいてたのを覚えています。
ライティングセクションの概要
さてさて、それではライティングセクションの中身を見ていきましょう。
ライティングセクションの流れ
ライティングセクションでは、2つの問題が出題されます。
1つ目は、Integrated task (統合問題)で、
2つ目は、Independent task (独立問題)です。
1問目は、Integrated task
Integrated taskは、名前の通り複数の英語能力をIntegrate(統合)して使うことが求められるセクションです。
まず、リーディングパッセージを読みます。
トピックは、大学初年度の一般教養の内容。生物学や、マーケティングなどです。
制限時間は、3分。
パッセージの長さは、250-300words程度です。
リーディングセクションのパッセージの1/3から半分くらいの長さです。
パッセージは、リスニングの後、エッセイを書くときに再び現れます。
その後、リーディングの内容に対する見解を先生が述べます。
ほぼ100パーセント、異議を唱えたり、疑問があるというスタンスです。
*ETSが公式に出している情報でないから「ほぼ」としています。
次が実際のライティングの時間です。
制限時間は20分。
推奨語彙数は、150 – 225 words です。
*ホントの推奨語彙は、300 words程度と考えてください。理由については、後半で。
2つ目は、Independent task
2つ目のタスクはIndependent task。こちらは、もっとシンプルです。
与えられたお題に対して、30分でライティングをします。
お題は、”一人で勉強するのが好き、グループで勉強するのが好き”というような、日常生活にかかわるものです。
こちらの推奨語彙は、300words以上。
*スコアを出すためにはもう少し欲しいです。ホント推奨語彙は400 words以上と考えていきましょう。
Integrated task, Indepedent task、それぞれの概要をまとめておきます。
Integrated task | Independent task | |
概要 | リーディング(250 words, 3min)、 リスニング(2.5min)の内容を 元に、ライティングをする。 |
お題が与えられ、 自分の意見を元に エッセイを書く。 |
解答時間 | 20 min | 30 min |
ETSの 推奨語数 |
150 – 225 words | over 300 words |
実際の 目標語数 |
270 – 300 words | over 400 words |
スコアリング
スコアリングの概要
ETSがどのようにエッセイを評価しているのかも見ておきましょう。
Integrated taskとIndependent task、それぞれに対して人間の採点感とAI(コンピュータアルゴリズム)による採点が行われます。
スコアは、0から5点の6段階でつけられます。つまり、素点としては、0点(0点x4)が最低で、20点(5点x4)が最高ポイントとなります。
30点スケールへの換算
この素点がどのように30点スケールに換算されるかは、現在は公表されていません(2020年10月)。
ですが、2012年までは、公表されていました。現在も大きな隔離はないと予測されますので、学習戦略を立てる上では、この情報で十分でしょう。
次の表が、ETSが2012年まで公開していた、換算表です。
Writing rublic meanは、全ての採点者の平均点です。
たとえば、Integrated taskの採点が人間5点、AI4点、Independent taskの採点が人間4点、AI3点とすると、Writing rubric meanは、4点(=(5+4+4+3)/4)となり、ライティングのスコアは25点となります。
注目は、素点平均2、3、4の箇所です。
自分のライティングスコアが、21点であれば、自分のライティングは、ほぼ3点(一人だけ4点)と採点されているんだなとわかります。
そしたら、Rublics を見たり、ETS が公表しているサンプルエッセイを見て、4点のエッセイに近づけるために何をすればいいのか、点数向上に向けて戦略が練れます。
各エッセイごとの評価
評価基準(Rublic)を、ETSが公開しています(TOEFL iBT Test Writing Rublics)。
エッセイ全体に対する評価は、こちらのRublicsを参考にしてみてください。
ここではもっと個別のポイントを見ていきます。
学習者にとっては、こっちの情報のが有益ですので。
Integrated taskとIndependent taskそれぞれ、次のポイントを見て採点されてます。
こちらもETSの公式情報です。
Integrated task
- Accuate development (正確にエッセイが展開されているか?)
- レクチャーから適切な情報を抽出しているか。
- 抽出したレクチャーの内容を、関連あるリーディングの情報と適切に結びつけているか。
- Organization (エッセイは適切に構成されているか?)
- エッセイ全体が混乱を生まない構成で書かれているか。
- 適切なTransition wordを用いて、エッセイが構成されているか。
- パラグラフ構成は適切か、冗長さは避けられているか。
- Lauguage use (英語が適切に使用されているか?)
- 文の構成、語彙の選択、文法の使用が適切か
Independent task
- Development (エッセイが適切に展開されているか?)
- ちゃんとトピックに対してエッセイを記述しているか
- Detailsや、具体例、理由は、主張を適切にサポートしているか
- 他、2項目はOrganizationとLanguage useで、Integrated task と同じです。
Developmentに関する項目が、Integrated taskと、Independent taskの違いをよく表しています。
自分で取り組むときには、ポイントを押さえられているかを意識しましょう。
それでは、それぞれのタスクの中身の詳細について、見ていきましょう。
Integrated task:
問題傾向と、具体的な問題例
問題は、ワンパターン。TOEFLの中で最も対策しやすい問題です。
TOEFL iBTの中で、もっとも対策が立てやすいのが、このライティングのIntegrated task です。
問題の構成は、カチカチに決まっています。
- リーディングは4パラグラフ構成。
- メインアイディアが第1パラグラフに記載。
- メインアイディアをサポートするサポートアイディアが3つ提示される。
- 1つのサポートアイディアが1つのパラグラフに書かれる。
- リスニングは、
- 序盤部分でリーディングのメインアイディアに対する話者のスタンスを表明。
ほぼ100%の確率で支持しない。 - その後、リーディングの各サポートアイディアに対して、支持しない理由、反論を述べていく。
- リーディングのサポートアイディアの出現順序と、リスニングで言及する順序は同じ。
- 序盤部分でリーディングのメインアイディアに対する話者のスタンスを表明。
- 問題文で、求められることは毎回同じ。
問題構成がここまで一緒なので、解答に使う表現もおのずと決まってきます。
題材となるトピックは、学術的な内容です。
より具体的にはたとえば、
- アメリカの消費者の購買傾向
- 歴史学や古典文学の講義
- 科学的な論争のあるトピック(例えば、砂漠で岩が動く現象がある、原因は何か?など)
などです。
具体的な問題を見てみましょう。
具体的な問題を見て、どんな問題が出題されるのかのイメージをつけていきましょう。問題は、ETSの公式YouTube Channel “Inside the TOEFL iBT”から引用しています。
①まず、リーディングパッセージを読みます。
制限時間は3分です。
②次に、リスニング音声が流れます。
ここでは、スクリプトを載せておきます。
カチカチ構成どおりになっているか、確認してみましょう。
✔ リーディングは、4段落。1つのメインアイディアと3つのサポートアイディア。OKですね。
✔ リスニングでは、メインアイディアに対する話者のスタンスをはじめに、表明。”doubltful”とあるので、OK。
✔ 次に、リーディングで出てきた順序でサポートアイディアを1つずつ、否定していってますね。
全て、OKです。
あとですね。補足的なのですが、実際のリスニングでは、太字にしてある箇所に注意が払えるかどうかとかが、けっこう大切です。
聞き取れると、”おっ、次に聞き取りポイント、話者のスタンスを話すな”と予測ができて、心構えができます。
話者は、リーディングに対して、”doubltful”なので、
リーディングの内容→”逆説的な表現”→話者の意見
の流れになってます。
③リスニングが終わると、問題文が表示されます。
リーディングのパッセージも再度表示されます。実際の試験では、こんな感じの画面です。
見づらいので、あらためて書いておきますね。
Question: Summarize the points made in the lecture, being sure to explain how they oppose specific points made in the reading passage.
✔ 問題文は、毎回ほぼ同じ。必ず2つのことが求められます。
- レクチャーの内容をまとめること。
- レクチャーの内容とリーディングの内容の関係性を述べること。
このように、問題の構成はかっちり決まっています。
模範解答は、TOEFL iBT Writing Practice QuestionsのWriting Practice Set 3 を見てみてください。素点5と、素点4の解答が掲載されてます。
»TOEFL iBT Writing Practice Question
»TOEFLライティング、私の解答例を紹介
Integrated task: Tips紹介。
テンプレの要・不要
問題の型が決まっていますので、解答の型(テンプレ)も、決めてしまいましょう。毎回、毎回同じ構成でかけます。
代表的なテンプレは、次のような構成です。
The reading and the lecture are both about ______. Whereas the author of the reading states that _______, the lecturer suggests that ________. The lecturer casts doubt on the main points made in the reading by providing two/three reasons.
First of all, according to the reading, _____________ .However, the lecturer disputes this point. He/She says that _________. Furthermore, he/she mentions that ___________
Secondly, the reading states that _______. Nevertheless, the lecturer refutes this argument. He/She argues that __________. In addition, he/she points out ________.
Finally, the reading claims that _________. On the other hand, the lecturer believe that _____. He/She thinks that _______. Moreover, he/she feels that ________
In conclusion, although the reading and the lecture are both about _______, the two/three main points made in the reading are effectively challenged by the lecturer.
(Exerpted by “How to get a high TOEFL Writing score“)
テンプレを使用してみて、こういう構成で書けばいいんだなと自分の中で理解できたら。それで十分です。
何度か練習して、流れをつかんでしまいましょう。
こちらのテンプレに関して、いくつか注意点を述べておきます。
テンプレって固執しすぎると、自分の解答のクオリティの範囲を決めてしまうので、点数が伸び悩む原因にもなってしまいます。
注意点1
動詞(例、赤字箇所)は、問題によって微調をした方がいいです。
問題によっては、disputesでは、表現が強すぎることもあります。
そのような時には、
”the lecture is questionable about this opinion of the reading passasge saying that ___.”
などとした方がいいでしょう。
注意点2
青字の箇所は、なくてもいいです。書けるなら、書いた方がいいですし。一文で十分なら、この箇所はいりません。
ただ、リスニングの内容を詳細に書くことはスコアを出すうえで大切です。理由は記事の後半に書いてます。
注意点3
結論のパラグラフは、書かなくてOKです。
ここに時間を使うより、リスニングの内容の詳細度を上げた方がいいです。
あくまで解答の中心は、
①メインアイディア、
②第1のサポートアイディア
③第2のサポートアイディア
④第3のサポートアイディア
を抑えることです。
注意点4
第2から第4パラグラフの最後には、
”This opinion of the lecturer clearly does not go along with that of the author of the reading passage.”
みたいな文を入れておいた方が無難だと思います。
リーディングとリスニングの関係性をサポートアイディアについても 明らかにしておくために。
注意点5
否定、立場が違うなどの意味を表す表現として、具体的なもの、曖昧な表現をいくつか用意しておくといいでしょう。逆説表現もいくつか用意しておきましょう。
いくつか例を挙げておきます。
曖昧な表現:does not go along with ___, take a different stance from ___
逆説表現:However the lectuerer points out ___, conversely ___
聞き取りが怪しい時には、曖昧な表現で逃げることができます。
でも、使えるのであれば、できるだけ意味を限定的にした表現を使った方がいいですよ。
文字数について
問題文にある指示150から225 wordsは、無視しましょう。
推奨ワード数は、270 words以上です。
理由は次の項目「スコアを出すためのポイント」を見てみてください。
スコアを出すためのポイント
Integrated taskの問題文で求められているのは、次の2点でしたね。
- レクチャーの内容をまとめること。
- レクチャーの内容とリーディングの内容の関係性を述べること。
でも、いいスコアを出したいなら、次のようにとらえておいた方がよいです。
- レクチャーで聞き取った内容を時間が許す限り詳細に記すこと
- リーディングの内容は、ある程度summarizeすること
- summarizeしたリーディングの内容に対する、話者のスタンスを明確に書くこと
スコアを出すうえで、最も大切なのはレクチャーの重要ポイントを漏らさず書くことです。
これすごく大切です。
Integrated taskでは、減点ポイントを減らすことが大切です。
冗長でも大してスコアには影響しませんが、下手に要約をして重要ポイントを漏らしてしまうと、確実にスコアが下がります。
リーディングの内容も、1文でさらっと書くよりは 、2文書いた方がいいです。
(私の経験上。こうすることによって、リスニングのポイントの1つがかなりあいまいになってしまっても、4.5は取れていました。)
時間が無くなる方もいるとおもいます。何度か練習して、どのくらい書くと時間が足りなくなるかを見極めて、調整してください。
注意点4に書いた通りで、メインアイディアだけでなくサポートアイディアに対しても、the lecturerのスタンスを明示しておいた方が無難です。
USキーボードについて。(かなり些末なことのようですが。)
TOEFL iBTは、全てパソコン上で行われますので、ライティングの解答作成は、パソコンのキーボードを通して入力します。
1つ多くの受験生にとって、好ましくないことがあります。
キーボードが、US配列なんですね。
多くの人が、エンターの形状と記号関係の文字入力で戸惑うことになると思います。
参考までに、英語のライティングでよく使う、
カンマ(,)、ピリオド(.)、ダブルコーテーション(“)、シングルコーテーション(‘)、コロン(:)、セミコロン
の位置を記載しておきました。
タッチタイピングができる方は、右手の中指から、小指の担当エリアだなってだけでも記憶しておくと役に立つと思います。
試験会場によっては、キーボード表が各席においてあります。
Independent task:
問題傾向と、具体的な問題例。
問題タイプは、3パターン。
Independent taskは、僕たちが小論文って聞いて想像する問題に近いです。あるお題に対して、自分の意見を書くわけですね。
TOEFLでは、お題の型に3種類のタイプがあります。
- Agree or disagree type: 50 %
- Two choices: 25 %
- Multiple choices: 25%
パーセントは、だいたいの出題率を表してます。
3パターンそれぞれの問題例
具体的な問題例も合わせて確認しておきましょう。
Agree or disagree type
Do you agree or disagree with the following statement? A teacher’s ability to relate well with students is more important than excellent knowledge of the subject being taught.
模範解答は、TOEFL iBT Writing Practice QuestionsのWriting Practice Set 4 を見てみてください。素点5と、素点4の解答が掲載されてます。
»TOEFL iBT Writing Practice Question
»TOEFLライティング、私の解答例を紹介
Two choices
Some people like to travel with a companion. Other people prefer to travel alone. Which do you prefer?
Multiple choices
Which of the following values do you think is best to teach to a young child?
- being honest
- being helpful
- being patient
Independent task: Tips紹介。
問題例を見たので、コツ的なことも見ていきましょう。まずは、テンプレについてから。
テンプレの要・不要
Independent taskで、最も大切なコトはこれかもしれません。
テンプレありきで回答を作成するのはやめましょう。
お題について、第1に考えるべきは、具体例や詳細情報です。
その具体例や詳細情報から、自分の文章のメインアイディアを決めます。
文章を作成するときに、テンプレを”選んで”書き始めます。
Independent taskでは、テンプレというより”回答の流れのフレーム”といった言葉の方がしっくりきます。
テンプレを使ったからといって、書ける英語のクオリティが変わるわけじゃないです。
時間を節約するのに効果的だから、使うんです。
具体的なテンプレ、使い方については、ここで書くと長くなりますので、別記事に起こします。
文字数について
問題文にある300 words以上は、不十分です。
目標は、400 words以上です。
理由は、次の”スコアを出すためのポイント”で記載してます。
スコアを出すためのポイント
Integrated taskの採点と異なり、Independent taskの採点は、かなり感覚的だととらえていいです。
この辺りが理解できると、スコアを出すために、何をしたらいいのかが見えてきます。
エッセイの評価について
あなたが、外国人の書いた日本語のエッセイ(小論文?)を読んで点数つけると考えてみてください。
ETSがあげている3つの評価項目は、①Development,② Oraganization, ③Langage useでした。
あなたが採点するときに、いいエッセイだなって思ったら、そのエッセイは自然と上の3つを満たしますよね。
評価項目のことを考えなくても。です。
自分が練習で書いたエッセイの内容が、日本語だったと想像して、それを自分で採点してみましょう。5点満点で。評価項目のことは、考えずに感覚的にで十分です。
ETSの採点は、あなたの採点とほぼ一致しているはずです。
ただ、③Language use に関しては、純粋に英語の問題なので、ここで乖離が生じる可能性はあります。
①Developmentと②Organizationは、本来英語力とは関係ない力なんです。
でも、なぜかすべてを英語でやろうとすると、①Developmentや②Organizationもできなくなってしまったりします。
これが起こらないように、気を付けてください。
自分で練習をした後、考えてみてください。
「同じ内容、流れで書かれた日本語のエッセイに自分は何点をつけるかな?」って。
その点数が低いのであれば、それは①Development、②Organizationに問題があって、英語の問題じゃない可能性が高いです。
テンプレありきで回答を作成するのはやめましょう。と書いたのは、テンプレに固執すると、①Development、②Organizationの評価が伸び悩むことがあるからです。
ワード数がスコアに与える影響について
ワード数に関しても、似たように考えてみましょう。
僕らが日本語エッセイを採点していたとします。外国人が受ける日本語のテストとしてですよ。
300 words位の短いエッセイでも、ネイティブが書いたとしか思えない文章なら満点つけますよね。
また、ちょっとくらい粗が目立っても、700 wordsとかに相当するような文章書いてあったら、これは十分な日本語力があるなと評価するはずです。
別に、明確に何wordsかけとかないです。ポイントは、そのエッセイを見た時に、感覚的に”コイツ英語できるな”と思えるかどうかです。
ワード数の観点からは、いくつか戦略かんがえられます。
- ①300 ~ 400 words 位で素晴らしいエッセイを書く。
- ②400 ~500 words位でそこそこの内容のエッセイを書く。
- ③600 words以上とかで、ちょっと粗も目立つけど語数でゴリおしをする。
どれがあっているかは、人それぞれです。
でも、個人的には②か③を勧めます。
①の戦略だと、素晴らしい内容を書けるかどうかって、お題に依存しちゃいます。テストの戦略としては、あまりよくないんじゃないかなと。
②が、一番やりやすいと思います。この方法とるのであれば、最後の数分で、大まかな流れと文法ミスのチェックをしたいところです。
③が、できる人にとっては、一番スコアは安定させやすいと思います。600 words位書くと見直しする時間が取れなくても、4.5位取れてました。
結局、何を意識すべきか。
ワード数のところで、戦略を3つに分けました。
結局大切なのは、具体例や詳細がメインアイディアをサポートしていて、トピックにこたえているかどうかです。①Development, ②Organizationにかかわるところですね。
ここを外すと、大幅に点数落ちます。
だから、まずはココを抑えることが大切です。
そのために、大切だなってことをちょっと書いておきます。
テンプレのところで書いたことの繰り返しになります。
お題をみたら、
①まず具体例や詳細情報として何が書けそうかを考えましょう。回答の中でボリューム出せるのは、具体例や詳細情報なので。
②用意できる具体例や詳細情報から逆算して、メインアイディアを決めます。”agree or disagree”タイプの設問なら、賛成するか、反対するかです。
この順序で書いていけば、ひどい構成にはならないハズです。
普通に書いたら、メインアイディアを決めて、具体例を考えるってやります。
これだと、具体例が浮かばないってなって、メインアイディアをサポートしない具体例を書いてしまったりするんですね。
こうなると、① Development と②Organizationで評価されないということになります。
目標としたいスコア
80点辺りが目標の人は、ライティングセクションで22辺りを狙うことになると思います。
ここから逆算すると、Integrated taskでは、4.0の素点が目安となると思います。
4.0取れれば、Independent taskの素点が3.0で22になります。
5.0にするには、結構壁があるのですが、4.0はリスニングのポイントが2つ聞き取れれば十分とれるスコアです。
Independent taskで、素点3.0というのも、割と取りやすいスコアです。Official guideで3点のスコアのエッセイを見てみるとイメージがわきます。
100が目標の人は、ライティングでは25以上を狙うことになると思います。
そうすると、素点で4.5とれると楽になります。Independent taskで少々ミスって3.5の素点になっても、25辺りのスコアになります。
Indetegrated taskは、リスニングができれば、相当スコアがとりやすいタスクです。それも、リスニングのレベルは、リスニングセクションのレベルよりも相当低いです。
Independent task では、4.0 を狙って、25~27辺りのスコアが100を狙いの目安です。
»【TOEFL iBT | リスニング】初心者向け。概要から例題、Tipsまで完全紹介
»【TOEFL iBT リーディング|設問タイプ分析】解き方実演します。
»【TOEFL iBT 大きく失敗しないための全体勉強法】スコア100までご案内|
コメント