TOEFLスピーキング。ネタ・アイディアが思いつかない問題を解決しよう。

  • Task1、理由2つがいいって聞くけど、2つも思いつかないよ。
  • 45秒話すのに15秒の準備時間とか短すぎない?
  • なんか、テクニック的なものでうまく乗り越える方法あるんじゃない?

こんなこと考えている人に向けた記事だよ。

Task 1は、スピーキング唯一のindependent task。

自分の意見を言うことが求められるタスクなので、ネタ、アイディアが浮かばないってのも自然です。

僕自身、Integrated taskよりもIndependent taskに苦手意識あって苦労しました。

でも、TOEFL勉強を終えた今なら、こんな疑問を持ってしまうこと。

それ自体が、

  • ちょっと問題について誤解してるな、
  • アプローチ方法誤解してるな

って思います。

Task1でネタ・アイディアが浮かばない。そう思ったことあるあなたに、読んでみてほしいです。

少しでも何かの気づきを与えられれば。うれしいな。

本記事では、

  • ネタが浮かばないを解決するには、使っているテンプレに原因がないかチェック。
  • 多くのテンプレがよろしくない理由。
  • ネタが浮かばないを解決には、友達に話すようにがポイント。

こんなことを話していきます。

紹介する方法で練習を重ねれば。ネタ浮かばない問題はきっと解決するよ。

目次

ネタ・アイディアが浮かばない原因はテンプレにあるかもです。

多分、ネタ、アイディアが浮かばない問題を抱えている多くの人が、

難しく考えすぎ。コレに尽きます。

そして、この「難しく考えすぎ問題」を引き起こしているのが、世にはびこっているテンプレにあるんじゃないかとおもっています。

こんなテンプレ。使ってないですか?

I agree/disagree … due to following two reasons.
First, ….
Second, ….
That’s why ….

めちゃくちゃよく見るテンプレですよね。TOEFL用の問題集のサンプル回答見ると、このテンプレが使われていることも多いです。

でも、このテンプレ。ネタ・アイディアが浮かばない問題を引き起こす、おっきな理由を含んでおります。

なので、

このテンプレをやめましょうというのが、ネタ・アイディアが浮かばない問題を解決するファーストステップとなります

じゃ、どうすればいいんだ?

って思われると思いますが。

その前に、なぜこのテンプレが良くないのかをみときましょう。

テンプレのおおきな欠点。

このテンプレの問題点は大きく分けて2つ。

  • テンプレ自体が非常にフォーマルな形式をとっている。
  • 理由を複数個言わなければならない制約を自分に課している。

1つ目が引き起こす弊害が、こちら

  • フォーマルなテンプレを使っているため、内容、表現ともに、かっちりしたものを目指しがち

私は、…が一番良い時代という考えに以下の2つの理由から賛成です。第一に、…。

こんな表現を使ってしまうと、アホらしい理由が言いづらくなってしまうのですね。

別にフォーマルな感じでめっちゃアホなこと話してもいいのですが、なんか話しづらい。そして、学習段階にある英語でこれが起きると、結構致命的だったりします。

2つ目が引き起こす弊害は、

  • 単純に2つの理由を絞り出さないといけない。
  • もっというと、2つの理由が同じくらいのボリュームがないと回答として不自然。(片方にさらっと触れただけだとちぐはぐな印象を与える。)

ある程度のボリュームのある理由を2つ、45秒で話すのは、かなりレベルの高いことです。

この2つが合わさり、このテンプレを使うと、意識が自然と、

素晴らしい理由を、それも2つ。話そうとする。

ここに向かっていきます。

結果、アイディア、ネタが浮かばないと悩んでらっしゃるんじゃないかと。

実際、僕もそうだったしね。

ちょっと補足。because…もやめましょう。

紹介したテンプレとは、外れますが。

これも一応お伝えしておきたいです。

もし、一文目で、

I agree/disagree … because ….

と、言っている人いたら。。。これもやめましょう。

だって、この一文で、問題の回答として完結してます

そのあと、続けて話すのが途端に難しくなりますよ。

じゃ、どうすればいいのか?→友達に話すように話す。

さて、テンプレよくないって、話をしてきたので。

じゃ、どうすればいいの??

にようやくお答えします。

難しく考えすぎ。の逆を行きましょう。

具体的には、友達に話すように話せばOKです。友達と話しているときに、質問されて、ちょっと長めにお話する。そんな感じの回答すると、よいかなと。

こうすれば、

  • カジュアルな表現使いやすい。
  • 形式もフリー。適当に話し続けて、まとめりゃ良い。

となって、ネタ、アイディアが浮かばない(話すこと出てこない)問題の解決に向かうことができます。

最終的に解決するのは、コレを意識した上で、練習が必要です。

具体的に考えてみましょう?

友人:「子供の時ってよかったよね。子供って最高じゃない?子供時代に戻りたいな~。そう思わない?」

って聞かれたら。どう答えます?

*ちなみに、TPO 54の問題です。
Some people say that childhood is the best time in a person’s life. Other people disagree. What is your opinion? Explain why.

そうすると、たぶんこんな感じに話すんじゃないでしょうか?

うーんと、子供時代は大切だけど、最高っていうとどうかな。だから最高とは思わないですね。だって、大人になったら子供の時よりコントロールできること増えるじゃないですか?たとえば、欲しいものだって自分の思い通りに買えますし。新型iPhoneだって毎年買おうと思ったら買えますよ。買わないですけど。それに、住む場所だって、働く場所だって自分で決められますしね。子供のときにも、いろいろ楽しいことあるけど、個人的には最高だとは思わないですね。

大まかに、次のような流れで話してますね。

① どっちの立場かをいう。「いやぁ、そうは思わないよ」とか。
② 意見をサポートすること(理由、エピソード)をつらつら話す。
③(余裕があったら)軽くまとめる。「そんなわけで、僕は子供時代に戻りたいとは思わないな。」みたいな感じ。

テンプレのようにはならないですよね。

なので、練習をするときは、これと同じ流れを意識しましょう

どうして、これでいいのか?って疑問も湧いてくるかと、思います。

それを理解するには、TOEFLのTask1で何を求められているかを、考えてみるのが有効です

そっちに踏み込んでみましょう。

SpeakingのTask 1 で求められていることとは?

  • 難しく考えすぎ
  • テンプレを使わない方がいい

なぜ、これらがよろしくないのか?

それは、これらのことがTOEFLで求められている以上のことをやることにつながるからです。

単純に、TOEFLで求められているレベルと、作ろうとしている回答のレベルのミスマッチです。

そして、この場合、

作ろうとしている回答のレベル > TOEFLで求められているレベル

となります。

英語学習中の僕たちがコレをやるので。できないってなるのは当然なわけです。

求められている以上のことを、やろうとしない【不毛な努力】

テンプレ自体が、悪いってことはないんです。

ただ、TOFELが想定している状況と違うんですね。だから、TOEFLに使うと、失敗率が激増します。

例えば、授業中に

子供時代が人生において最も良い時期か? 

「この問題について、賛成か反対かどうか考えてみて、5分後に発表してもらいますよ。」

これがテンプレが想定している状況です。

5分あれば、

そうですね。最もいい時期だという意見には、賛成です。第一に、子供は、大人よりも多感な時期です。大人になったら感動できないことでも、子供うちなら感動することができます。例えば、田舎に行って星を見たとき子供ならすごく感動することができるかもしれませんが、大人は自分の過去と比べてしまって難しいでしょう。第二に。。。

とか、こんな回答もできそうです。

素晴らしい回答ですね。テンプレうまくハマってます。

でも、これをTOEFLの準備時間である15秒でできますか?

僕、日本語でも、無理です。

5分とか、長い時間あれば、

  • 使う表現もある程度は考えられるし、
  • 理由もちゃんと2つ(複数)準備できる。

でも、これは、TOEFLで設定されている準備時間とは、異なるわけです。

だから、TOEFLの想定しているレベルではないのですね。

TOEFLで求めれているレベル【正解】

繰り返しますが、TOEFLの準備時間って何秒でしたっけ?

15秒!!

ですよね。

なので、15秒の準備時間がTOEFLが想定している状況です。

そして、その状況での回答が、TOEFLが求めている回答レベルとなるわけです。

どんな状況でしょうね?

授業中に、先生が、

子供時代が人生において最も良い時期か?

「よし、この問題について、マイケル君、どう思う?」

こんな状況でしょうか?

(考える時間、ほぼなし。えーっとか言いながら考えてる感じです。)

多分、マイケルくんの回答は、

(既に書いた回答の繰り返しです。)
うーんと、子供時代は大切だけど、ベストっていうとどうかな。だからベストとは思わないですね。だって、大人になったら子供の時よりコントロールできること増えるじゃないですか?たとえば、欲しいものだって自分の思い通りに買えますし。新型iPhoneだって毎年買おうと思ったら買えますよ。買わないですけど。それに、住む場所だって、働く場所だって自分で決められますしね。子供のときにも、いろいろ楽しいことあるけど、個人的にはベストだとは思わないですね。

みたいな感じでしょうか?

ちなみに、今ササっと書きました。
考える時間、ほぼゼロです。iPhoneのくだりでだけ、TOEFLだし、ちょっと具体的なこと入れとこ、って作為的に入れました。

授業で急に当てられたときって言うと、イメージしづらいかもなと思ったので友達に話すイメージでとしています。

友達と話している状況のが練習の時イメージしやすいですよね。

そしてですね。もう一段踏み込んで。

想定状況や、この回答を分析すれば、どうTask 1 にアプローチしたらいいかもわかってきます。

Task 1 の回答の流れ?関係することをつらつら話す。これで十分

具体的には、

① どっちの立場かをいう。「いやぁ、そうは思わないよ」とか。
② 意見をサポートすること(理由、エピソード)をつらつら話す。
③(余裕があったら)軽くまとめる。「そんなわけで、僕は子供時代に戻りたいとは思わないな。」みたいな感じ。

この流れの②の詳細が分かります。

先の回答に照らし合わせると、

STEP
どっちの立場かをいう。

うーんと、子供時代は大切だけど、ベストっていうとどうかな。だからベストとは思わないですね。

STEP
意見をサポートすることをつらつら話す

だって、大人になったら子供の時よりコントロールできること増えるじゃないですか?たとえば、欲しいものだって自分の思い通りに買えますし。新型iPhoneだって毎年買おうと思ったら買えますよ。買わないですけど。それに、住む場所だって、働く場所だって自分で決められますしね。

STEP
(余裕があったら)軽くまとめる。

子供のときにも、いろいろ楽しいことあるけど、個人的にはベストだとは思わないですね。

こんな感じです。

ここで②の意見のサポートですが、素晴らしいことを言わなくてOKです。

意見を軽くサポートする理由を言ってあげて、

  • それに関するエピソードや小話的なものをつらつらとはなせればそれで十分。
  • 凝った表現とか使う必要なし。
  • さらに、ちょこっと補足的な理由も付け加えられたらなおよし。

適当すぎ!!

ってなるかもしれませんが、この適当な位な回答で十分(満点取れる)なのがTOEFLのスピーキングの要求レベルです。

45秒の使い方。

つらつら話すと書いたのには、理由があります。

初めの立場表明と、最後の軽いまとめをあわせて10から15秒位、

残りの30秒位がメインのパートです。

内容を決めて、時間を決めて話すというのはむずかしいことです。

なので、関係あることを時間がある限り、つらつらと話して30秒(実際の経過時間だと37,8秒位)が近づいて来たら話をConverge(収束)させて行きましょう。

これらの力、

  • 関係あることをなんとなく話し続けられる
  • 終わらせようと思ったら、それなりにきれいにまとめて終わらせられる。

がTOEFLがTask1で評価したいこと、そのものなのです。

準備時間15秒の使い方。

そして、準備時間の15秒は、

つらつら話すステージにスムーズに入れるように使えるといいです。

最低でも、次の2つは頭の中でまとめておきましょう。

① どちらの立場か、
② どちらの立場かに関連する話題。初めに話し始めること。

理由というか、話題で十分です。

さらに進んで、話の着地点まである程度イメージできれば、いいのですが。毎回そううまくはいきませんね。

でも、やっぱり点数決めるのはスピーキング力【当たり前】


話ながら、関連ある内容をつらつらと話し続けて、

時間が迫ってきたら、なんとなく着地させる。

コレを実現するには、ある程度のスピーキング力は必要になってきてしまうんですね。

なので、これを実現できるようにすることが、TOEFLのTask 1で練習するべきところとなります。

この辺りは、もう地道に練習をして流暢さをあげていくしか挙げません。

でも、この悩みは、ちゃんと英語の、もっと言えばスピーキング力の悩みです。

アイデア、ネタが浮かばない。

とか、英語力以外の悩みではないので、だいぶ健全。

日本語でのシミュレーションのススメ。

最後にちょっと補足的なアドバイスを。

Task 1 のネタ浮かばない問題を解決するアプローチとして、

つらつら話すといいよ。

というのを説明してきました。

これになれるために、日本語で回答の練習をしてみることがおすすめです。

TOEFLの問題見て、15秒で、何を言うか考えて、
45秒日本語で話してみてください。

もし、これでもネタ・アイディアが浮かばないとなる場合は、
難しいこと言おうとしてないかチェックしてみてください。

あくまで、想定している状況を間違えないでくださいね
レベル低く行きましょう。

弁論のテストじゃなくて、英語のテストなんですから。

このことは、

で、もうちょい詳しく説明してます。

日本語で、出来るなら。やるべきことは英語力。

もし、日本語で話したアイディアを英語にできないなら、
Language use の部分を鍛えなきゃですし。

英語にできるけど、時間が足りないよってなるんなら。
流暢さを鍛えていかなきゃいけないですし。

取り組むべきことが明確化できますね。

にっくよし
社会人を経験後、アメリカのテキサス州で電子工学を専攻してます(博士課程)。

少しでも留学者(道連れとも呼びます)を増やすために、TOEFLスコアアップ法を紹介します。
まずは、交換留学に、次に正規留学に。
社会人から留学へ。
こんな方、増えるといいな。

国立理系大学→電気メーカー研究所→アメリカで博士学生

ご感想やご意見は、お気軽に問い合わせまで。

道連れ希望者も、そうでない方もウェルカムです。
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