アメリカで住むところを、どのように探すか。
留学を考えている人にとって、不安であると同時に、最も気になることの1つじゃないでしょうか?
私は、3年前にアメリカの大学院に入学して、今後、留学などでアメリカにやってくる皆さんと同じように家探しをしました。
自身のバックグラウンドは、一人暮らしの男性大学院生、大学でティーチングアシスタントや、リサーチアシスタントとして働いて、生計を立てています。
ですので、長期的にアメリカに住む方で、あまりリッチでない方に、特に参考となるかと思います。滞在期間が、3か月や半年といった交換留学生の方は、Airbnbなどで探す方が一般的ですね。
異国での家探しとなると、なにが日本と同じで、なにが違うんだろう?どういった家探しの方法があるのだろう?こういった疑問に対して、メリットやデメリットを入れ込んだ形でお話していきます。
(ちょっと、まとまりがいまいちなので、近いうちに更新します。)
フロアプランについて
家の探し方についての前に、アメリカで一般的な間取りについて紹介します。
日本では、ワンルーム(1R)やワンケー(1K)などの間取りが一人暮らし物件として、一般的ですね。アメリカだと、一人で住む部屋ではなくて複数の部屋がある間取りの方が一般的です。2ベッドルーム1バス(2BR1B)、4ベッドルーム2バス(4BR2B)とかです。
3ベッドルーム1バスだとこんな感じです。時々、1.5バスルームとかもありますが、0.5は浴槽なしでシャワーだけのことです。
複数人で住むことを想定した間取りが一般的なので、ルームメイトと一緒に暮らすケースが多いです。一般的な傾向としては、部屋数が多くなるほど一人辺りにの家賃は安くなる傾向にあります。
たとえば、4ルーム2バス > 2ルーム1バス という感じです。
一人で住みたい方は、、1ベッドルーム1バスの間取りを選ぶことによって一人で住むことができます。ステュディオが、日本のワンケーに相当します。ただ、玄関がないので、入ってすぐに部屋があります。また、カウンター付きキッチンのケースが多いです。1ベッドルーム1バスは、リビングルームに加えて、ベッドルームがあります。
もちろん金額的には一人で住むと高くなってしまいますし、価格の傾向は、
1ベッドルーム1バス > ステュディオ
ですね。
ルームメイト or 一人暮らし。
ルームメイトと一緒に住む場合には、家賃以外にも、光熱費、ガス代、インターネットなどの料金も分割するのが普通です。特に、インターネット料金は、人数によって費用が変わるものではないため、ルームメイトと一緒に暮らすと節約できるでしょう。
また、すでに賃貸されていえる物件にルームメイト交換で入る時には、ガス、水道、インターネットの契約手続きを省けるというのも、大きなメリットとなります。
あとは、皆さんご想像の通り、ルームメイトと一緒に住む場合は、気を使えない人や、きれいさの基準が大きく異なる人だと大変です。
この辺りは、またのちほど、記事に出来たらなぁと思ってます。
家探しの方法
それでは、次に家探しの方法として、どんなものがあるかを見ていきましょう。
不動産、仲介業者を介して
日本と同じように不動産の店舗に赴いて物件を紹介してもらう形は、もちろんアメリカでもあります。大きく分けて、(1)現地の通常の不動産屋と、(2)日本人向けの不動産会社に分かれます。ただ、日本人向け不動産は、大きい都市でないとありませんね。
現地不動産
現地不動産経由だと、現地の方が探すような基準で紹介されます。
通常は、現地不動産経由ですとリースホルダーとして、部屋全体を借りる形になります。リースホルダーというのは、大家さんと賃貸契約を結ぶ人のことです。
ですので、ステュディオ、1ベッドルーム1バスなどで一人で住む場合以外には、自分でルームメイトを探さなければなりません。一人で住む場合以外は、ちょっと面倒くさいです。既に、大家さんから借りられている部屋へ、新たなルームメイトとして入る方がラクチンなので、現地不動産屋さんは、あまりおすすめしません。
ただ、お部屋の値段の相場感をつかむためにいくつか物件を見ておくのはアリですね。
それでも、とてもいいお部屋があって、ルームメイトを探して一緒に住みたいという方は、ルームメイトを探すのに、下で紹介するCraiglistや、Facebookのグループページを使うことができます。
日本人向けの不動産、
日本人向けの不動産の場合のメリットは、もはや明確ですね。なんといっても、日本語でおうち探しができることです。
相手も、日本人の好みを知っているというのも、メリットですね。
あと、現地不動産とは異なり、部屋、全室でなく、既にリースホルダーのいる物件にルームメイトとして入る形も扱っていることが多いです。
物件の絶対数や、物件のエリアが、日本人向けとなることや、ルームメイトが日本人となるケースが多いことは、人によってはマイナスと感じる方もいると思います。
ウェブサイト経由
ここまで、不動産屋経由の方法を紹介してきましたが、アメリカでは、むしろ Web サイトを経由して物件を探す方が普通だったりします。
大きく分けて、公式のウェブサイトと、SNSなどを通した非公式なものに分けられますので、順に紹介しますね。
公式ウェブサイト
まず、公式のウェブサイトとしては、日本人向けのサイトはないと思います。日本人向けのサイトとしては、日本人向け不動産の物件紹介ページがそちらに該当することになると思います。
アメリカのサイトだと、Zillow.comが apartment.com辺りが有名どころとなります。日本でいう、SUUMO, ホームズなどのウェブサイトと同じですね。
サイトから、空いている物件を検索することができます。これらのサイトは、結局は、物件を管理している不動産会社につながることになります。
ですので、現地不動産と同様、リースホルダーとして部屋全体を借りることになります。そのため、ステュディオや、1ベッドルーム1バスなどの一人暮らし用物件を借りる場合以外は、おすすめしないのは、現地不動産で書いた通りです。
掲示板などの非公式ウェブサイト
非公式なんて、書くと用心深い日本の方は、警戒してしまいそうですが、アメリカだと割とこの方法が主流だったりします。
複数のベッドルームがある部屋をリースホルダーの方が、契約している都合上、ルームメイトが卒業やインターンシップで長期的に部屋を空けるとなると、代わりとなるルームメイトを探さないといけません。
そこで、不動産屋さんでなく、リースホルダーや引っ越しをする人が後任のルームメイトを探すために、フェイスブックグループなどを使って、部屋に入ってくれる人を探しているのです。
それ以外にも、一軒家のオーナーさんが、空いている部屋を貸し出しているケースも、こういったウェブサイトに載っていることが多いです。
一般的によく使われるのは、Facebookグループと、Craiglistという、ウェブサイトです。Facebookグループは、検索欄に、housing, sublet といった単語ともに、地域名を入れると見つかります。
ニューヨークだと、New York City, NYC – Housing, Apartments, Rooms, Sublets, Roommatesというグループがあります。
個人間のやり取りとなる分、掘り出し物みたいな部屋が見つかるとしたらこの方法が確率が高いでしょう。
例えば、私が実際に見た物件の中には、大学に入学したんだけども、すぐ自分の国に帰らなくちゃいけないなったという方がいました。その方は、契約期間の1年は家賃を払わなくてはいけないので、賃貸契約を引き継いでくれる人を探してたんですが、100ドル分を一年間は自分が払うとう条件でした。
こういうケースがあったり、一軒家の一部屋を借りるといったケースでは、割と家賃が安い傾向にあることなどは、この方法のメリットとなりますね。
特に大きなデメリットは、ないと思いますが、実際に見学ができない場合は注意した方がいいかもしれません。特に、近隣の家賃相場より200ドルなど極端に家賃が安い場合には、なぜ安いのかの理由は、ちゃんと聞いておくことをおすすめします。
ニューヨークや、ロサンゼルスなどの大都市の場合は、MixBという、日本語の掲示板があります(ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスのサイトはありますね。リンクはニューヨークです)。基本的な使われ方としては、フェイスブックのグループや、Craiglistなどと同様、ルームメイトとして、部屋を借りられますますので、大都市にいかれる方は、候補の1つとして加えるのがおすすめです。
私の部屋探し経験
ここからはちょっと私の経験について話していきたいと思います。
私自身は、アメリカに来て一か月程は、臨時の場所に住んでいて、それから一度目の引越しをしました。一度目の引っ越しで決めた部屋に3年ぐらい住んでいて、今現在、ちょうど2度目の引越しを考えているところです。
一度目の引越しで、私自身は、主に Facebook のグループとクレイグリストを使いました。
その経験は、後程、別記事として書きたいと思います。
最後に、エリア選択について
最後に、住むエリアについて、少しだけ。
土地勘のない地域では、どの場所が便利なのか、アメリカですと安全なエリアなのか、どうなのかというのは気になるところだと思います。
- 留学生や、大きな大学にある街に引っ越される方は、大学のウェブサイト、
- ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市に引っ越される方は、グーグルで検索、
- 中規模都市に引っ越される方は、現地の日本人会などが作成しているウェブサイトなど
が参考になります。
エリア選択についても、英語の情報と、日本語の情報でおすすめされているエリアが違ったりします。
現地不動産と、日本人向け不動産とおんなじロジックですね。
グーグルで日本語で検索した結果や、日本人会のウェブサイトで進めているエリアは、日本人が多いエリア、一般的に日本人が居心地がいいと感じるエリアが勧められています。
大学のウェブサイトなど英語の情報をもとに探すと、純粋にその地域に住んでいる目線から、おすすめエリアなどが記述されています。
日本人の感覚は、ちょっとアメリカ、危ないみたいな、感覚が先走りすぎな気もしますので、そこまで神経質にならずに、インターネットで情報を調べたのちに、自分で足を運んで、気に入ったエリアを選ぶといいですよ。
家で位は、リラックスした時間を過ごしたいですものね。
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